様々な医療機関を渡り歩き、当院にて終着とされる患者殿。

今まで何が足りなかったか？

医療機関側とのコミュニケーション？　原因の多様化？　治す意識？　要因は様々でしょう。

どこの医療機関でも、患者殿に治ってもらいたい気持ちは同じだと信じています。

今までどのような治療をされてきたのか？　処方された薬は？　症状の変化は？　通院の頻度は？

様々な問診と検査の後、初めの一手で治る方もいれば、専門医療機関へ精査依頼のケースもあります。

当院では物理療法での電気治療も行いますが、主に手技で人体の調整を施します。

腰の症状を首から治すケースもあれば、肩の症状を手から診る場合もあります。

股関節の症状を足首から調整するケースもあれば、腱鞘炎を骨盤から診る症状もあります。

足の痺れが後頭部から治り、背中の痺れが内臓から治ります。

もちろん患部のみの症状もありますが、そのような症状はどこででも治りますね。

痛みの原因が複雑な症状は、それぞれに理由があり、治らない原因も必ず隠れています。

「痛みを発する本当の原因を解消させて、本物の健康へ導く」
それが当院の役割。

悩める多くの患者殿にとって、当院が安息の終着駅となるよう、今日もこの瞬間最善を尽くします。

　首の症状（首が回らない、何をしても痛む、首から腕にかけての痺れ等々…）では当院でも多くの患者様が来院されます。

交通事故や寝違いで痛めてすぐに来院される方は、大半の方が治療後速やかに回復されます。

痛めてから無理に動かしたり、揉んだり、あるいは「ボキッ」とやってもらった後から首が動かなくなりましたなんて言葉をよく聞きます。

覚えておいて頂きたいのは「首の痛みの原因は、首だけではない」という事です。

痛みの原因を分析することが、何より大切なのです。

さて、本日も首の回らなくなった患者様来院、「寝違えました！」との事ですが…。

首の回旋運動ができない状態です。　

話を聞けば、昨日久々にバトミントンをしたとの事。

右の腕がパンパンに張りつめています、関節のバランスも崩れていますね…。

右腕の環境を整えると、ロックは外れ首は普通に動き出しました。

治療家の視点だと、腕の筋異常が頚椎を歪ませるというのは当然のことなんですが、患者さんにしてみればビックリですよね…。

頚椎のアイシングと腕の自己管理法を伝えて終了、２～３回の治療で完治でしょう。

暑さも落ち着き、運動の季節になりました。

いつも絶好調のあなたであるよう、六丁の目接骨院は応援しております。

　平日の朝、精気を失った顔で初診の患者様（50代男性）来院。

足を引きずり、待合室のベンチにもまともに座れない様子です。震災後から左足の痺れと痛みに悩まされ、病院では坐骨神経痛と言われ半年ほど湿布と薬を飲み続けたが良くならず、その後は痛いままほったらかし状態…。

日々の肉体労働で最近は症状がさらに悪化、自宅近所の整体院に通い左足を念入りにマッサージしてもらうこと2週間、更に悪化し昨夜は寝れなかったとのこと、同僚の紹介にて当院に来院されました。

予診票と共に、声にならない声を問診で聞き取りました。
このような状態で来院される患者さんは少なくありません。
厳密に言うと坐骨神経痛とは診断名ではなく、下肢の症状名でありその原因は人により様々なのです。
その症状がいつからなのか？　どのようにして起こったのか？　どのようにすると痛むのか？等々。
当院では問診に時間をかけます。
症状の原因を分析して、施術の方向性を決めます。

まず痛みで眠れぬ原因は左下肢筋肉の炎症と坐骨神経の異常興奮でしょう。良いと思って行う行為が必ずしも正しいとは限りません。やみくもなマッサージは時として百害あって一利なしです。

今回の患者様は右足に力を入れると、左足に症状が出るのが特徴です。
各知覚、筋力、神経学的検査を確認し施術開始です。
左足には物理療法のマイクロカレントで、患部を冷やしながら微弱電流を流し神経の興奮と筋肉の炎症を鎮めます。
今回のポイントは右足、筋肉の過緊張を足関節の傾きを正しながら、不自然に捻じれた膝関節、股関節と共に調整していきます。右足の異常を解除し骨盤の傾きが調整されると、左臀部の梨状筋という筋肉が弛緩し坐骨神経痛が解放されます。
この時点で症状は７～８割解消、治療の方向性に間違いのないことが患者様にも理解できます。
右足に負担をかけすぎたために骨盤が不安定になり、左の梨状筋に異常が起きた梨状筋症候群による左足の坐骨神経痛でした。
正しい方向性に導かれた身体を、生活管理で崩れぬよう意識していただき、計３回の治療でほぼ日常生活への支障が無くなりました。

長く書きましたが人体を樹木で例えると、木の幹の下方部の問題、右の根の負担を左の根が受けていたことになります。
実際の治療時間は物理療法（電気治療）20分、手技治療15分程度です。
もちろん全ての坐骨神経痛が３回の治療で改善するわけではありませんが、間違った解釈で苦しんでいられる方は相当多いように思います。
3か月以上医療機関に通い症状の改善が無くストレスで潰されそうな方、もしかしたら原因は別の場所にあるかもしれませんね。

　筋肉異常により筋肉・関節・骨等の痛みや不快感が引き起こります。

筋肉が笑えば心も笑う。
逆もまた然り。

「筋肉を正常にする」
ここがとても重要！

簡単に言うとね、筋肉の一部がギューッと不自然に縮まって元に戻らなくなってしまうと、その端々の関節が引っ張られて、骨格のバランスも崩れて体調が悪くなるという事。

筋肉は心の影響を受けやすい。
緊張すると体はカチコチになるでしょ！

心の雑念は本当に体を悪い方向へ導いてしまう。
不安は誰にでもあるもの。

より前向きに体と向き合い、明るい心で共に健康で楽しい日々を目指していこう！

あなたは必ず楽になる。

　人間の感覚のひとつ嗅覚は人が生命を維持する基礎的な部分との関連が深いことで知られています。
この感覚に異常をきたすと、現代では料理の楽しみが半減するだけでなく食物の腐敗やガス漏れに気づかない等、重大な事故に繋がる場合もあります。この香りの感覚が低下または消失してしまう方が最近では少なくないようです。

他方で嗅覚は最も原始的な感覚とも考えられており、子供のころ口にした食事の香りが大人になりその食べ物を口にした瞬間、香りが脳に伝わり当時の場面がよみがえるという経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

嗅覚障害にはいくつかの分類がありますが、当院に相談される方は、病院で原因不明と伝えられた方やホルモン系の点鼻薬で効果が得られない方々です。
当院での基本的な嗅覚障害の施術方法を実際の患者さんの例に沿いご紹介いたします。

嗅覚障害 ４０代女性
嗅覚障害歴３年　患者さんの紹介にて来院　最初の問診では得られなかった情報を、全身の触診、視診と共に進め、信頼関係を構築していきます。この段階で関節や筋肉の症状に変化がでてきて施術も乗ってきます。
香りが消えた当時の様子とストレスの関係の程度を把握します。自律神経との関連から椎骨調整、免疫との関連から腹部調整、膝の鼻関連ポイントで鼻の通りを良くしておきます。顔への刺激はエステの要領でリンパの流れを良くします、嗅覚を感じるのは目と目の間の部分、わさびを食べてツーンとくる所でそこに鼻粘膜があるのでそこに刺激。鼻の両脇、迎香のポイントに刺激。後側頭泉門からタッピングにて脳の奥にある嗅球と海馬（記憶とストレスに関与）に刺激。ストレスポイントに刺激、香りが消えた当時の嫌なストレスを解除。後頭部把握ポジションにて思い出深い香りを伝えていただき、その香りの楽しい思い出を頭に描いてもらう。その思い出に、色を付け、音を付け、最後に香りのイメージを膨らませていただく。香りのイメージが明確に出来たならば、実際用意された香り（例えばキンモクセイの花）を嗅いでもらう。その香りが鼻の奥の嗅覚細胞に触れ、神経に伝達され大脳の嗅球で香りとして認識されます。術者はその経路をイメージしながら行い、時には言葉がけを行いながら香りを導いていきます。

５回程の施術で嗅覚は完全に回復したようです。全身の環境を考慮しての施術なので、香りだけでなく食事もより楽しめるようになり、体のこわばりや肩の凝りも解消され笑顔がとても増えたとお喜びになられました。ストレスが嗅覚の異常を増幅し匂いが感じられないまま固定されてしまったケースでした。病院の検査で不可解な症状は、精神的ストレス要素が多いようです。
ストレスに対する施術は応用性が高く、医療の現場で様々な可能性を秘めているように思います。

六丁の目接骨院　　岩﨑千治
（当院が治療家情報誌へ掲載された時の記事です）